ロタウイルスワクチン(生)
- ロタウイルス胃腸炎とは
- ロタウイルスは感染力が強いため、ほとんどの乳幼児が感染します。激しい嘔吐や下痢、発熱を伴い、脱水症状やけいれんを起こしたり、脳症や脳炎等を合併することもあります。
感染力が強く、血清型も多い為、重複感染をし、また重症化し易いため、ワクチンによる感染予防、重症化予防は重要です。ロタウイルスワクチンの副反応として腸重積症が知られているため、投与時期を守って接種することが大切です。(腸重積は乳幼児後半に多く、生後2,3ヵ月の児には少ないことが知られています。) - 接種時期と回数
-
ロタリックス(1価ワクチン):全2回
(4週間以上の間隔をあけて24週0日までに2回)
ロタテック(5価ワクチン):全3回
(4週間以上の間隔をあけて32週0日までに3回)
- 当院における価格(2020.9月現在)
- ロタリックス(1価ワクチン):14,000円/回
公費負担額8,500円×2回(渋谷区)
(公費負担ありの場合)自己負担額(全2回で)11,000円
ロタテック(5価ワクチン):10,500円/回
公費負担額8,500円×2回まで(渋谷区)
(公費負担ありの場合)自己負担額(全3回で)14,500円
当院ではロタテックを採用しておりますが、ロタリックスをご希望の方は予約時にお申し出ください。
※2020年10月からロタウィルスワクチンは定期接種化されます。2020年8月以降生まれのお子様が、2020年10月以降に接種した場合に対象となります。
23区内にお住いであれば無料で受けることができますので、当院は渋谷区に所在しておりますが、例えば新宿区の方も無料で受けられます。
ロタウィルスワクチン自体は生後6週から接種できますが、2020年9月までは自費負担となりますのでご注意ください。
2020年7月31日生まれまでのお子様は、例え2020年10月以降に接種したとしても対象となりませんので、生後2ヶ月になったらすぐに接種しましょう。渋谷区にお住いの方は1回8500円を2回まで助成があります。
監修:副院長 木村絢子
編著 副院長 木村絢子