BCGワクチン(生)
結核に対するワクチンです
- 結核とは?
-
乳幼児は結核に対する抵抗力が弱いため、全身性の結核や髄膜炎を起こして重い後遺症を残す危険があります。
結核に対する抵抗力はお母さんからもらうことが出来ないため、生まれたばかりの赤ちゃんもかかる恐れがあります。
- どんなワクチンですか?
-
スタンプ方式で、上腕外側の2か所に押し付けて接種します。
ワクチンを打った後は、すぐに触らずよく乾燥(10分程度)させます。
当日の入浴は差し支えありませんが、こすったり引っ掻いたりしないで下さい。
通常10日後頃から徐々に赤いぽつぽつとはれてきて膿が出ることもありますが、
数か月で自然に治ります。そのまま清潔を保って下さい。
- 接種時期と回数
-
全1回
生後1歳に達するまでに接種します。(通常5〜8ヶ月頃までに接種することが多いです。)
- コッホ現象とは?
-
接種後受けたところの針跡が通常より早く3~10日以内に赤くはれて膿んできたら、
接種前から結核に感染していた可能性がありますので、あわてずに数日以内にワクチン接種をした機関を受診してください。
<監修者情報>
木村 絢子 副院⻑
平成19 年東京慈恵会医科大学卒業。研修医としてプライマリーケアを学び、小児科全般の治療に従事。その後、同大学医学部附属第三病院にて病棟⻑として勤務。小児科疾患以外にも、日本アレルギー学会アレルギー専門医として、小児アレルギー疾患を得意とし、お子さま
の健やかな成⻑を医療を通じて⾒守る医師として活躍。
日本小児科学会認定小児科専門医、日本アレルギー学会認定アレルギー専門医