2024年4月から予防接種の一部が変更になります(5混、15価肺炎球菌、男子のHPVワクチン)

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2024年4月から予防接種の一部が変更になります(5混、15価肺炎球菌、男子のHPVワクチン)

2024-03-29

2024年4月からいくつかの予防接種が新しくなりますのでお知らせいたします。

1.5種混合ワクチン

2024年2月生まれの方から、5種混合ワクチンが定期接種となります。
5種混合ワクチンは、従来の4種混合ワクチン(百日せき、破傷風、ジフテリア、ポリオ)に、「Hib感染症」を予防する成分が加わった新しいワクチンです。 1度に接種する本数が減るため、赤ちゃんへの負担が軽減されます。来院回数に変更はございませんので、ご安心ください。

それ以前にお生まれの方は、初回接種を待つべきか迷われる方もいらっしゃるかもしれませんが、効果や安全性の違いは小さいため、髄膜炎予防の観点から初回のワクチンは遅らせずに2か月になったら速やかに接種しましょう。

また、4種混合から5種混合への途中変更は現時点では安全性がはっきりと証明されておりません。4種混合を既に接種している方は、4種混合を接種しましょう。


2.15価肺炎球菌ワクチン

これまで当院では13価の肺炎球菌ワクチンを使用していましたが、2024年4月から15価ワクチンが定期接種として認められるため、今後は15価のワクチンに切り替えます。

「~価」とは、病原体の種類を表すものです。今回の15価ワクチンは、13価ワクチンでは抗体がつかなかった2種類の肺炎球菌に対応しています。

肺炎球菌ワクチンは、副反応として発熱が報告されることが多いですが、15価に変更してもこの傾向に大きな変化はないとされています。つまり、副反応の頻度が増えるわけではありませんので、ご安心ください。

また交互接種が可能であり、4月以降の肺炎球菌ワクチン接種は準備が整い次第、原則的に15価に変更します。今まで13価ワクチンを接種された方も、15価ワクチンを受けて頂くことで、新たに2種類の肺炎球菌の免疫をつけることが出来ます。

15価ワクチンの導入により、より広範囲の病原体に対応し、より効果的な予防が可能となります。ご理解とご協力をお願いします。

15価になっても予診票は今まで通りのものを使用できますので、お手持ちの予診票をお持ちください。

3.男子のHPVワクチン

2024年4月から、渋谷区在住の小学校6年生~高校1年生の男子は、ヒトパピローマウイルス(HPV)ワクチンを無料で受けることが出来ます。

HPV(ヒトパピローマウイルス)は、男性においても、感染すると一部のがんを発症するリスクにさらされてしまうためです。

最新情報は渋谷区ホームページをご覧ください。
子どもの任意予防接種 | 予防接種 | 渋谷区ポータル (city.shibuya.tokyo.jp)

任意接種のため予診票は送付されません。院内にある予診票にご記入いただきますので、予約時間の15分前を目安に来院ください。

当院ではインターネット予約システムから予約を受け付けておりますので、どうぞお気軽にご相談ください。患者様の健康と安全を最優先に考え、適切な予防接種の提供を心掛けてまいります。