麻しん・風しん混合(MR)ワクチン(生)
- 麻疹(はしか)とは
- 熱、鼻水、せきなどの症状のあと、3日~4日目から全身に発疹が出て、高熱が7日~10日続きます。気管支炎、肺炎、脳炎等を合併しやすく、死亡することもあります。
- 風疹とは
- 体に赤い発疹が出ます。熱は出ないこともあります。まれに脳炎や血小板減少性紫斑病という合併症が起こることがあります。妊娠初期の女性がかかると出生児への障害の原因となります。
- 接種時期と回数
- 全2回
(生後12ヵ月(1歳)になったら、すぐ1回。小学校入学の前年に2回目。)
大人の麻しん・風しん予防接種について
(渋谷区民の方を対象に下記のような助成制度があります。)
・19-49歳の妊娠を希望する女性
・風しん抗体価が低い妊婦の同居の配偶者及びパートナー
(HI法で16倍以下またはEIA-IgG価8.0未満)
に関しては公費による風しん抗体検査事業が行われています。
先天性風しん症候群の予防のため、風しん抗体価の低い人への
MR(麻しん・風しん)ワクチン、風しんワクチンの予防接種では全額が助成されます。
<監修者情報>
木村 絢子 副院⻑
平成19 年東京慈恵会医科大学卒業。研修医としてプライマリーケアを学び、小児科全般の治療に従事。その後、同大学医学部附属第三病院にて病棟⻑として勤務。小児科疾患以外にも、日本アレルギー学会アレルギー専門医として、小児アレルギー疾患を得意とし、お子さま
の健やかな成⻑を医療を通じて⾒守る医師として活躍。
日本小児科学会認定小児科専門医、日本アレルギー学会認定アレルギー専門医