水いぼ(伝染性軟属腫)|渋谷区代々木の南新宿クリニック耳鼻科・小児科

土日も診療。子育て中のお父さん、お母さんをも含めてサポートできる耳鼻科・小児科 南新宿クリニック。

水いぼ(伝染性軟属腫)

水いぼ(伝染性軟属腫)

水いぼ(伝染性軟属腫とは)

 

 丸くて光った、うつるイボです。つぶすと白いかたまりが出てきます。この中にウィルスがたくさん含まれていて、これがつくとうつります。

 水いぼ自体は痛くもかゆくもありません。
 感染してから皮膚症状が現れるまでにかかる潜伏期間は2週間から6週間程度です。

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水いぼの治療

 

 特別な治療をしなくても1年くらいでウィルスに対する免疫ができて治ります。
 いろいろな薬を試してみることもありますが、水いぼを確実に治す薬はありません。
 ピンセットでつまんで取る方法もありますが、痛いし、全部とってもまたできることがあります。

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早めにまた受診した方が良いとき

 

① 水いぼをひっかいて化膿したとき

② 水いぼの周りに湿疹ができてかゆいとき

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登園やプールについて

 

 プールの水でうつるわけではありません。
 裸の体をこすりつけたり、浮き輪やビート板、タオルを共用するとうつることがあります。

 プールや水遊びを禁止したり、出席を停止したりする必要はありません。

 水いぼをかきこわして浸出液が出ているときは、ガーゼなどで覆った上で登園できますが、プールは避けたほうがよいでしょう。

 水いぼが破れていない場合は入ってもかまいませんが、その際は水いぼが何かにこすれて破けてしまわないようにしておくことが大切です。水いぼができているところを絆創膏や防水パッチなどで覆うか、たくさんできている場合はラッシュガードを着るなどして、水いぼができている肌が露出しないようにするといいでしょう。

 また、幼稚園や保育園でプール遊びをする場合は先生に、スイミング教室に行くときはコーチなどの指導者に、水いぼができていることを事前に伝えましょう。一般のプールも含めて、二次感染予防のために水いぼ感染者はプールに入れないという方針のところもあるようですが、患部を絆創膏などで覆ったり、ラッシュガードなどを着せていればOKという場合もあります。事前にしっかり確認しておくとよいでしょう。

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<監修者情報>

木村 絢子 副院⻑

平成19 年東京慈恵会医科大学卒業。研修医としてプライマリーケアを学び、小児科全般の治療に従事。その後、同大学医学部附属第三病院にて病棟⻑として勤務。小児科疾患以外にも、日本アレルギー学会アレルギー専門医として、小児アレルギー疾患を得意とし、お子さま の健やかな成⻑を医療を通じて⾒守る医師として活躍。
日本小児科学会認定小児科専門医、日本アレルギー学会認定アレルギー専門医