院内感染対策
(2024年11月追記:新型コロナウイルス(COVID-19)の感染症法の位置づけが変わり、コロナ禍を経て社会は日常を取り戻して参りました。喜ばしいことではありますが、実際のところ感染症自体がなくなる訳ではありません。そのため、患者様と協力しながら引き続き感染対策に留意しながら適切な診療を行えるよう心掛けて参りたいと思います。引き続きご協力のほどどうぞよろしくお願い致します。)
当院では、保険医療機関の小児科、耳鼻咽喉科クリニックとして、受診歴の有無に関わらず、発熱その他感染症を疑わせるような症状を呈する患者の受入れており、院内感染防止のための防護体制を取ったうえで診療を行っております。受入れを行うために必要な感染防止対策として、発熱患者等の動線を分ける等の対応も行っております(詳細は下記もご参照ください。)
それに伴い、外来感染対策向上加算、発熱患者等対応加算など当該診療報酬の算定をしております。
外来感染対策向上加算は、組織的な感染防止対策につき厚生労働大臣が定める施設基準に適合しているものとして地方厚生局長等に届け出た保険医療機関(診療所に限る)において診療を行った場合、おひとりにつき初診・再診に関わらず月1回に限り所定点数6点を加算できるものです。
さらに、感染症の可能性がある患者様に対しては、適切な感染防止対策を講じた上で診療を行い、「発熱患者等対応加算」として月1回に限り20点を加算しております。
患者様へのお願い(2024.11加筆修正)・マスクを出来る年齢の方は、不織布マスクを着用の上、ご受診ください。
当院では、ご年配の方や、持病を持っている患者様、感冒症状のある方も多いためマスク着用を強く推奨しております。感冒症状で当院を受診される方は、感染対策上必要なため、マスク着用を必須とさせて頂きます(マスクが着用する難易度が高い乳幼児は除く)。
どうしてもマスク着用ができない事情がある場合には、当院は感冒症状の方も来院する医療機関ですので、院内感染防止の為の防護体制(スタッフの個人用防護具(PPE))を通常以上に取った上で診察を行います。また、お咳やくしゃみなどの感冒症状が出る場合は、院内ではなく、廊下などにご案内しての対応になります。
2023年3月13日から、着用は個人の判断に委ねられているものの下記のように厚生労働省の指針が出ております。
<医療機関や高齢者施設などの対応>
○高齢者など重症化リスクの高い方が多く入院・生活する医療機関や高齢者施設などの従事者の方は、勤務中のマスクの着用を推奨しています。
※マスクの着用は個人の判断に委ねられるものではありますが、事業者が感染対策上又は事業上の理由等により、利用者又は従業員にマスクの着用を求めることは許容されます。・手指消毒にご協力ください。
当院では、換気、消毒、スタッフの手洗い、せきエチケットを励行しております。
Web問診(下記)、予約優先制は概ね安定的に運用できるようになり、院内滞在時間はコロナ前に比べて大幅に減らすことができました。
また、空気清浄機、加湿器を複数台設置しておりおります。
また、COVID-19の猛威のなかでもコロナに伴う臨時休診をすることはなく、無事に診療を継続することができておりました。
更に、当院では、「3つの密」をできるだけ避けるための対策をとっております。
①換気の悪い密閉空間
②人が密集する場所
③密接した近距離での会話①
屋内の閉鎖空間でリスクが高まるものの
逆に換気をすれば感染が成立しづらくなるということを踏まえ
現段階でも換気を励行しております。天候にも影響されますが、常時窓を開けて換気した状態にして、なるべく開放空間に近い状態にしている場合があります。
(当院は、待合室、処置室、耳鼻科診察室、小児科診察室を含めて窓に面しております。)
それに伴い、気象条件によっては寒さや暑さを感じたり、
花粉症の方にとっては一部快適性が損われる可能性もございますが、
皆様にとってもその方が安心して受診頂けると考えております。
(耳鼻科診察室においては、診察の際にも診察上問題なければ、特にコートを含めた上着を脱ぐ必要はございません(寒い季節の時)。)
②
アイチケットによる予約システムを活用(予約優先制)
予約を予め取って頂くと、院内での待ち時間が少なくて済みます。
予約制なので混雑は少ないですが、もし待ち時間がかなり長くなる場合には、一旦外出頂くことも可能です。更に、患者様の院内滞在時間を短くできるように
WEB問診(シムビュー)を導入しております。WEB問診とは?
これまで来院してからご記入いただいていた紙の問診票を、来院前に自宅からでもご自身のスマホで入力できるようにしたWEBサービスです。(パソコンでも入力できます)
とっても便利なWEB問診のご案内
質問項目がやや多いのですが、患者様の院内滞在時間を短くできますし、院内感染対策ひいては患者様の安全につながります。是非ご利用ください。
また、当院では発熱がある方や必要と考えた場合は隔離室にご案内させて頂くことがあります。
発熱、強いだるさや息苦しさの症状・咳がある患者さまへ
上記に当てはまる方はリンク先のページもご参照頂けましたら幸いです。③
当院医療スタッフは全員がマスクを着用しております。
更に患者様もマスクをしていれば、通常接している分には
万が一後で感染者が判明した時でもリスクはかなり低くなると考えられております。
そして、当院スタッフは出勤前に検温して体調管理に務めております。
(耳鼻咽喉科関連の処置について)
・患者様が着用するマスクを活用しても飛沫の飛散を防ぐことができない一部の処置(咽頭処置など)は中止しております。
・更に、大量のエアロゾルが発生しやすい状況では(例えば、迅速検査や内視鏡(ファイバー)検査を行う際などに)、個人防護具(N95マスク、ゴーグル/アイシールド、ガウン、手袋)を医療スタッフが装着する場合があります。
何卒ご了承の上、ご理解賜りましたら幸いです。また、昨今受診したくても医療機関におかかりになることが御心配な妊婦の方もいらっしゃることと思います。このような社会情勢の中、当院としても、妊婦の方を支えることは社会のためにも大切なことと考えております。
感冒症状がない妊婦の方には、安心して受診頂けるように専用の耳鼻科外来枠を設けております。
月曜・火曜・木曜・金曜15:00(もしくは14:45)
新型コロナウイルス(COVID-19)で厳しい社会情勢ではありますが、
当院も皆さまと共にその中でできることを行い、一緒に乗り越えていけたらと思いますので
どうぞよろしくお願い申し上げます。
(2024年11月追記:新型コロナウイルス(COVID-19)の感染症法の位置づけが変わり、社会は日常を取り戻して参りましたが感染症自体がなくなる訳ではないため、引き続き感染対策に留意しながら適切な診療を行えるよう心掛けて参りたいと思います。)