とびひ
とびひ(伝染性膿痂疹)
とびひ(伝染性膿痂疹)について
- どんな病気
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すり傷や虫刺され、あせも、湿疹などに化膿菌が入り込んで水ぶくれができます。これを掻き壊した手でほかの場所を掻くと、そこにまた水ぶくれが「とびひ」します。夏に多い病気です。赤ちゃんや子どもによくみられます。鼻の穴を頻繁に触ることで鼻の周囲にできることもあります。
とびひの原因菌となるのは主に、黄色ブドウ球菌や溶血性レンサ球菌という種類の細菌です。これらの細菌はめずらしい存在ではなく、健康な人の皮膚上や鼻の中、のどなどによくいる「常在菌」と呼ばれる菌です。皮膚にできた小さなキズから入り込んだとき、とびひを起こす原因となります。
編著:副院長 木村絢子