マイコプラズマ感染症
マイコプラズマ肺炎
マイコプラズマ肺炎について
- マイコプラズマ肺炎とは
マイコプラズマという病原体によって起こる肺炎で、比較的若い人に多く、発症年齢は8~9歳がピークです。痰や唾液、咳で人にうつる飛沫感染のため、学校や会社など集団生活している環境で感染が拡がってしまいます。感染から発症までの潜伏期間は1~4週間と長いため、どこで感染したか分かりづらいことも多いです。
咳が多く、熱も出る事が多いですが、時に微熱程度のこともあります。気管支炎として、ペニシリン系やセフェム系の抗菌薬を飲んでいても熱が下がらなかったり、咳がなかなかおさまらない場合に、マイコプラズマ肺炎のことがあります。胸のレントゲン写真や、血液検査、のどぬぐい液の迅速検査などで診断がつきます。
<監修者情報>
木村 絢子 副院⻑
平成19 年東京慈恵会医科大学卒業。研修医としてプライマリーケアを学び、小児科全般の治療に従事。その後、同大学医学部附属第三病院にて病棟⻑として勤務。小児科疾患以外にも、日本アレルギー学会アレルギー専門医として、小児アレルギー疾患を得意とし、お子さま
の健やかな成⻑を医療を通じて⾒守る医師として活躍。
日本小児科学会認定小児科専門医、日本アレルギー学会認定アレルギー専門医