鼻水
鼻水
- 鼻水・鼻づまりについて
鼻水は、外から鼻腔内にウイルスや細菌などの異物が入ってきたときに、それを追い出すために出ます。また、子どもは大人よりも鼻腔が狭いため、少しの鼻水でも鼻がつまりやすくなってしまいます。
軽い風邪に伴う鼻汁であれば、自然に良くなるため対症療法で十分ですが、鼻がつまると口呼吸になったり、鼻水がのどにたまって咳やたんが出て苦しくなります。このような状態が続くと、中耳炎や副鼻腔炎、気管支炎など合併症を起こすおそれもありますので、早めに気づいて適切な治療をすることが大切です。
- 病院へ行くタイミング
特に、2歳くらいまでのお子さんの場合は、鼻の構造が未熟なために鼻水や鼻-+づまりになることはよくあります。お子さんの機嫌が良ければあわてて受診しなくても大丈夫ですが、以下の場合は早めの受診をおすすめしております。
①食事量低下、ミルクが吸いづらい
②鼻づまりや鼻水で眠れない
③咳や発熱など他の症状を伴う
④耳を触る、痛がる
⑤2週間以上症状が続いている。
- 鼻水でオンライン診療ご希望の方へ
簡単な全身状態の評価を行い、アドバイスを行います。必要があれば処方も行います。
指示に従うことが可能な方は咽頭の評価を行うことがありますので、懐中電灯🔦があればご用意下さい。
検査や書類記載は行うことが出来ません。
限られた情報で判断を行うことになることをご了承下さい。
医師が必要と判断した場合は直接来院していただくようお願い申し上げます。
(その日のうちに来院をお願いする場合があります。)
水分が摂取出来ていて元気があっても、以下の場合は直接受診をお願いしております ① 咳も多い場合
② 黄色~緑色の鼻水
③ 耳が痛い場合、おでこや頬が痛い場合
④ 0歳児
⑤ その他、医師が必要と判断した場合。
<監修者情報>

木村 絢子 副院⻑
平成19 年東京慈恵会医科大学卒業。研修医としてプライマリーケアを学び、小児科全般の治療に従事。その後、同大学医学部附属第三病院にて病棟⻑として勤務。小児科疾患以外にも、日本アレルギー学会アレルギー専門医として、小児アレルギー疾患を得意とし、お子さま
の健やかな成⻑を医療を通じて⾒守る医師として活躍。
日本小児科学会認定小児科専門医、日本アレルギー学会認定アレルギー専門医