急性中耳炎|渋谷区代々木の南新宿クリニック耳鼻科・小児科

土日も診療。子育て中のお父さん、お母さんをも含めてサポートできる耳鼻科・小児科 南新宿クリニック。

急性中耳炎

急性中耳炎

急性中耳炎とは

 

 耳は外から耳の穴から鼓膜までの外耳道、鼓膜でキャッチした音の振動を増幅させる中耳、 音を脳につなげる内耳の 3 つに分かれます。このうち、細菌などが原因で中耳に炎症が起 きて、鼓膜が赤くはれ、中耳に膿や水がたまった状態になる病気を指します。

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急性中耳炎の症状

主な症状は、
・耳の痛み ・耳のかゆみ
・声や音が聞こえにくくなる
・耳だれ
・発熱
などです。
風邪をひいた後などに、これらの症状が見られることが多いです。

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急性中耳炎の原因

 

 中耳は鼻とつながっているため、風邪を引いた時や鼻をすすり過ぎた時などに細菌が中耳 に辿りつくことで炎症を起こすことが原因です。一般に言われるような、耳から水が入って 中耳炎になるということはほとんどなく、鼻を伝っての細菌感染が多くのケースに当ては まります。お子さまの場合、鼻と中耳をつなぐ耳管が水平に近いため特に発症しやすく、3歳以下のお子さんの70~80%は一度はかかります。大人になるにつれて、耳管に角度がついてくるので発症しにくくなります。

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急性中耳炎の治療

 細菌への感染が原因となるため、抗生物質を使用したり、炎症を抑える薬や解熱薬を服用 して治療していきます。
 症状がひどい場合には、鼓膜に小さな穴をあけて溜まっている膿や滲出液を出して治療 することもあります。鼓膜に穴をあけるというと驚かれるかもしれませんが、数日経つと自 然と穴は塞がっていきます。

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気を付けていただきたいこと

 耳の痛みが無くなったからといって、完治したとご自身で判断することは控えて下さい。 鼻水が多い場合は治りが遅いこともあり、急性中耳炎を繰り返していると滲出性中耳炎に 移行することもあります。鼻水が続いている場合には、鼻水をかんだり、吸い出したりして すすらないようにしましょう。また、中耳の状態をご家庭で確認することは難しいため、専用の機器を使って正しく状態を把握することが大切です。
 お風呂に入ったり、プールに入ったりすることは特に問題ありませんが、鼓膜に穴をあけ る手術をした後や、発熱がある場合は控えるようにしてください。

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関連する病気・症状

・滲出性中耳炎

・発熱

・鼻水

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<監修者情報>

木村 暁弘 院⻑

平成16 年東京慈恵会医科大学卒業。その後研修医として耳鼻科の専門性を高めるため、耳鼻咽喉科学教室に入局。同大学病院と関連病院にて耳鼻咽喉科診療、睡眠外来に従事し当院開院。日本耳鼻咽喉科学会耳鼻咽喉科専門医。いびき・睡眠時無呼吸症候群などの睡眠医療を専門とし、耳鼻科・小児科の連携による子どもから大人まで三世代が受診しやすいクリニックづくりをモットーとしている。
日本耳鼻咽喉科学会認定耳鼻咽喉科専門医、日本睡眠学会認定専門医、補聴器適合判定医