じんましん
じんましん
じんましんについて
- じんましんとは
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皮膚の一部が突然赤くなって、蚊にさされた時のように皮膚がモコモコと盛り上がり、とてもかゆがり、しばらくすると跡かたなく消えてしまう病気です。数十分から数時間以内に消えるのが普通ですが、中には半日から1日くらいまで続くものもあります。
- じんましんの治療
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① 飲み薬:抗ヒスタミン薬などの薬を飲みます。塗り薬はほとんど効果はありません。※何度も繰り返して蕁麻疹がでる場合は、飲み薬を何週間か(ときには数ヶ月)続けることがあります。
② 冷やす:冷えタオルやクーラーなどで冷やすと楽になります。
- 原因は?
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特定の刺激(食物などのアレルギー反応として起こる場合や、圧迫などの物理的刺激、発汗など)が原因・誘因となるじんましんと、直接的な原因がはっきりわからないじんましんがあります。実は蕁麻疹患者さんの約70%では誘因が明らかではありません(特発性の蕁麻疹)。
もし、食事に思い当たることがあればしばらく食事日記をつけてみるとよいでしょう。
<監修者情報>
木村 絢子 副院⻑
平成19 年東京慈恵会医科大学卒業。研修医としてプライマリーケアを学び、小児科全般の治療に従事。その後、同大学医学部附属第三病院にて病棟⻑として勤務。小児科疾患以外にも、日本アレルギー学会アレルギー専門医として、小児アレルギー疾患を得意とし、お子さま
の健やかな成⻑を医療を通じて⾒守る医師として活躍。
日本小児科学会認定小児科専門医、日本アレルギー学会認定アレルギー専門医