ヘルパンギーナ
ヘルパンギーナ
ヘルパンギーナについて
- ヘルパンギーナとは
38~40℃の高い熱が2~3日続き、のどの奥に小さな水ぶくれができる病気です。のどが痛いため、食べられなくなります。ひどいときは水分も取れなくなり、脱水症になることがあります。
乳幼児に多く見られる夏風邪の代表的なウイルス性の感染症です。ウイルスの型がいくつかあるので、何度もかかってしまうこともあります。まれに大人も発症します。主に便を介した接触感染と、ツバから感染する飛沫感染によって感染します。潜伏期間は2~4日です。
- ヘルパンギーナの治療
特別な治療はありません。安静にして自然に回復するのを待ちます。 水分:こまめに水分補給をしましょう。すっぱい果物のジュースなどはしみて飲みにくいことが多いです。
食べ物:口の中が痛いときは噛まずに飲み込めるものや、しみないものを与えましょう。
冷めたおじや、豆腐、冷めたグラタン、プリン、ゼリー、アイスクリームなどは食べやすいです。
入浴:熱がなくなって元気になったら入って良いです。
<監修者情報>
木村 絢子 副院⻑
平成19 年東京慈恵会医科大学卒業。研修医としてプライマリーケアを学び、小児科全般の治療に従事。その後、同大学医学部附属第三病院にて病棟⻑として勤務。小児科疾患以外にも、日本アレルギー学会アレルギー専門医として、小児アレルギー疾患を得意とし、お子さま の健やかな成⻑を医療を通じて⾒守る医師として活躍。
日本小児科学会認定小児科専門医、日本アレルギー学会認定アレルギー専門医