ヒブワクチン(不活化)
- ヒブ感染症とは
- ヘモフィルス・インフルエンザ菌b型という病原体が原因で、略してヒブ(Hib)といわれます。鼻やのどにいるヒブが血液の中に入り、脳障害を起こす細菌性髄膜炎、呼吸困難になる喉頭蓋炎や細菌性肺炎などを起こします。
死亡や重い後遺症が残ることもあります。
日本では抗菌剤を使用する機会が多く重篤な髄膜炎は防げていましたが、抗菌剤の使いすぎによる耐性菌の問題が出てきました。耐性菌とは、抗菌剤が効きにくく、治りにくい感染症の原因になります。特に抵抗力が弱い小児に対する予防の必要性がみなおされてきました。 - 接種時期と回数
- 生後2ヵ月~6ヵ月に接種開始の場合、全4回
(3週~8週間隔をあけて3回、3回目終了後7〜13ヶ月以上あけて1回。)
- 監修:副院長 木村絢子
編著 副院長 木村絢子