とびひ|渋谷区代々木の南新宿クリニック耳鼻科・小児科

土日も診療。子育て中のお父さん、お母さんをも含めてサポートできる耳鼻科・小児科 南新宿クリニック。

とびひ

とびひ(伝染性膿痂疹)

とびひとは

 

 すり傷や虫刺され、あせも、湿疹などに化膿菌が入り込んで水ぶくれができます。これを掻き壊した手でほかの場所を掻くと、そこにまた水ぶくれが「とびひ」します。夏に多い病気です。赤ちゃんや子どもによくみられます。鼻の穴を頻繁に触ることで鼻の周囲にできることもあります。
とびひの原因菌となるのは主に、黄色ブドウ球菌や溶血性レンサ球菌という種類の細菌です。これらの細菌はめずらしい存在ではなく、健康な人の皮膚上や鼻の中、のどなどによくいる「常在菌」と呼ばれる菌です。皮膚にできた小さなキズから入り込んだとき、とびひを起こす原因となります。

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とびひの治療

 

飲み薬:抗菌薬を飲んで、からだの中から化膿菌をやっつけます。指示された通りに最後まで飲んでください。

ぬりぐすり:抗菌薬の入った軟膏を塗ります。毎日2~3回塗り直してください。

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家庭で気をつけること

 

お風呂:シャワーで石鹸を使って体のよごれを洗い流し、その後軟膏を塗ってください。

手を洗う:爪は短く切り、毎日何度も石鹸で手を洗いましょう。

プール:とびひが乾いて固まるまでは入らないようにしましょう。

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早めに受診した方が良いとき

 

① 熱が出たとき

② 2日以上たっても水膨れが増えるとき

③ 顔や体が赤く腫れてきたとき

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登園・登校について

 

とびひの程度にもよりますが、名前の通り水膨れをひっかいた手で人の肌に触れるとお友達に移してしまう可能性があるため、1~2日休んでもらうことがあります。

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関連する病気・症状

・肌荒れ

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<監修者情報>

木村 絢子 副院⻑

平成19 年東京慈恵会医科大学卒業。研修医としてプライマリーケアを学び、小児科全般の治療に従事。その後、同大学医学部附属第三病院にて病棟⻑として勤務。小児科疾患以外にも、日本アレルギー学会アレルギー専門医として、小児アレルギー疾患を得意とし、お子さま の健やかな成⻑を医療を通じて⾒守る医師として活躍。
日本小児科学会認定小児科専門医、日本アレルギー学会認定アレルギー専門医