マイコプラズマ感染症
マイコプラズマ肺炎
マイコプラズマ肺炎について
- どんな病気
マイコプラズマという病原体によって起こる肺炎で、比較的若い人に多く、発症年齢は8~9歳がピークです。痰や唾液、咳で人にうつる飛沫感染のため、学校や会社など集団生活している環境で感染が拡がってしまいます。感染から発症までの潜伏期間は1~4週間と長いため、どこで感染したか分かりづらいことも多いです。
咳が多く、熱も出る事が多いですが、時に微熱程度のこともあります。気管支炎として、ペニシリン系やセフェム系の抗菌薬を飲んでいても熱が下がらなかったり、咳がなかなかおさまらない場合に、マイコプラズマ肺炎のことがあります。胸のレントゲン写真や、血液検査、のどぬぐい液の迅速検査などで診断がつきます。
編著 副院長 木村絢子